■メクリアジとは
神戸のアジンガーの皆さんにはぜひとも知っておいていただきたいのでアツく語ってしまいます!!
『メクリアジ』とは、みなさんがいつも堤防などで釣るアジと同じマアジなのですが、”瀬に付く”マアジです。別名『黄アジ』とも言われ、高級料亭などで扱われているそうです。
『瀬』とは
1、河川の中で、流れが速く水深が浅い場所のことを指す
2、海流の流れ。潮流。海峡のような場所
出典:wiki
神戸沖の瀬(岩礁)などにつき、そこに多くいるプランクトンやベイトを食べまくり、脂がのりまくり(太って)で、太い体高と黄色みがかった色が特徴です。
陸からも釣れるのか・・・・・・????
神戸空港や和田坊、神戸沖堤などで釣れている25cmクラスのアジは、たぶん???メクリアジなんだろうと思うのですが、私自身は釣りに行っていないので、そこは不明。
昨年と同じく、「ここからがメクリアジ」という見分け方はイマイチよくわかりませんが、捌くと一目瞭然デス!ぜひ体験してみてほしい^^
■須磨発の純栄丸に!
今回は、船釣行。乗った船は、「純栄丸」。
須磨が乗り場の、結構大きくてきれいな船です。

http://www.3fukumaru.com/
神戸でメクリアジを狙っている船は、この純栄丸と、松一乗合船という2つだけみたい??です。
純栄丸はエサ付でひとり7500円。
乗り込む順は、チケット制。早く来た人からチケットを取得し、時間まで待つという仕組み。ちなみに、席は後ろの方がいいと聞いたこともありますが・・・・どこまで釣果に響くかは「?」。
乗り込んだ後は、ちゃんと「初めてです!」と宣言しておけば、仲乗りさんが色々と丁寧に教えてくれますよ!
とはいえ、やることは本当にサビキ釣りです。難しくナシ!
■メクリアジの仕掛け・エサなど
船に乗るといっても、メクリアジはあくまで25cm前後の中アジ。アジはアジです^^
本日使用した仕掛けのサイズも、7号のサビキ仕掛けに、堤防サビキと兼用のカゴ。オモリなど追加することもなくコレだけ。

エサは船から提供されるアミエビをカゴに入れ、

船から提供されるオキアミを針にチョンがけする。これだけ。

3つに分けている理由は後程。。
タックルですが、ロッドは、タイラバ用ロッドのAbu Eradicator Seven Special (エラディケーター セブン スペシャル)というロッド。リールはPEを巻いたリョウガ。すなわちタイラバタックルですね。

オカッパリ用のサビキ竿(一般の人は磯竿かと思いますが)はさすがに流用できません。
船サビキ用竿にするか、サビキの仕掛けに耐えられるスペックで、アジの口キレを防げる柔らかい竿(タイラバやイカメタルあたりかなぁ)がいいと思います。
仕掛けは、普通の下カゴセッティングで。

参考元:週刊釣り太郎
船が移動している間にこれらのセッティングを行います。
夢中になって、お隣さんに仕掛けを絡ませたり、ロッドをぶつけたりしないよう注意です!
■キーワードは手返し!!
上の写真で、オキアミを3つに分けている写真がありましたが、これのキーワードは「手返し」のため。メクリアジに限らずですが、アジは時合いのものですから、「釣れるときにたくさん釣る!!」のが鉄則!
釣れるタイミングに仕掛けを絡ませたり、エサ付けに手間取らないよう、事前にできる準備は全部してしまいましょう!
<できること>
●仕掛けサイズは船長さんに聞いておこう
●エサの頭やしっぽをとってサイズ別に分類(サイズが釣果に関係あるかは「?」)
●エサ投入から取り込みまでの自分の動きを何度もイメトレ
●スムーズな動きができるよう、エサやバケツ、タオル、フィッシュグリッパーなどを配置
●仕掛け投入のタイミングを近隣の方にできるだけ合わせる(オマツリしないよう)
あとは釣りながら、物の配置を常にベスポジに動かしながら最速を目指します(笑)
■メクリアジ釣果!
事前には、「ひとり20匹釣れたら十分でしょ~」と聞いていましたが、結果は私ひとりで60匹オーバー!!竿頭は後ろの人だったので詳細はわかりませんが、100匹は超えていたそうです。まわりも20匹は余裕で超えていましたので、これは「爆釣」でしょう!!
午後便(12時半頃~17時半頃まで)の約5時間、ほとんどずっーーと同じ場所で、延々と釣れ続けました。忙しすぎて写真なんて撮る暇がなく・・・・カメラに残っていたのはこの2枚のみ。


大体が20~25cm。
25cmオーバーは稀です。
■釣り方
基本はサビキ釣りです!!でもサビキ釣りを侮るなかれ・・・奥深いのです。。
今回は船釣りなので、まずは指示に合わせてアタリタナを自分で確認します。
「底!」とか「〇m!」と言われるので、私の場合はカウントで調整。
適当にカウントせず、きっちりカウントします。
カウントもそうですが、竿の角度もどうなっているか確認しながらカウントです。

(角度によって多少変わってくるので)
今回のアタリタナはカウント7。角度は90度。
ここを軸に、アジがどの針に食いつくのかを見ながら微調整。下の針にかかる方が、取り込みの効率はイイです!
アタリが減ったら、カウントを8にしたり、9にしたり、底を取り直したりして、全体像を確認しつつまた調整。
釣れるタナを取れるようになったら、あとは食わせ方。
1日やってみて自分なりに最善かなと思ったのは、
●アミエビは頻繁に投入(3回ぐらいシャクったら入れ直し)
●オキアミは必ずつける(サイズや形状はそこまでこだわらない)
あと、これは”この日の…”かもしれませんが、シャクった後、5~10秒程度止めているとヒットしてきました。こうなれば動かさない方が何かと効率がいいので、動かさないに限ります。
当然、止まっている間、仕掛けは張っているのですが、あくまで感覚的には『針が付いている枝糸はテンションをかけず、漂わす』イメージで。
仕掛けをジ~~っと止めている間、メクリアジが仕掛けの周りをグルグル回りながらアミエビを食っているのが手元から伝わってきます(想像なのか現実なのか、もはやわからんが、仕掛けの周りの海水が動いている感触…)。すると、針に掛からないプンッッ、プンッッ、といったアタリが2、3回あり・・・・・・そのあとヒット!です。
何度やってもそうだったので、快感極まりなかったです(´ ▽`).。
釣果的にも、自分的にも非常に満足のいく釣りでした!!
■アジンガーも、サビキのすゝめ
メクリアジはオカッパリ×ルアー釣りではなかなか難しい釣りだということもあり、今回は船釣行。変な話ですが、ちょっと抵抗がありました。オカッパリという釣りスタイルが好きで、船釣りには興味がなかった私。当然ルアーマンなので、エサ釣りにもほぼ興味なく。。しかし、さらに釣りがうまくなりたいということもあり、ここ最近は、エサ釣りや船釣りにもトライするようにしています!
やっぱりエサ釣りだけあって、「エサを食う」という魚の本来の様子がルアーよりもよくわかるんですよね。さらに、エサだからこそ、「アクションがどうなれば釣れるのか」というとことに注目もできますし。
船釣りの場合は、やっぱりポイントです。どんなポイントが釣れるのか、どんなタイミングが釣れるのか。それを知って、そのまま陸っぱりに活かせないかもしれませんが(^^;)でも何らかの糧になっているであろうと思い込んでます。
これでさらにルアー釣りがより上手くなればイイな・・・
船はちょっとお高いんで、確かにハードルは高いですが、チャンスがあればぜひ乗ってみてくださいね。
長くなったので調理編は次回に!
関連記事:
神戸沖 ボートでアジング!ぽっちゃりメクリアジGET♪
■潮汐表

◆本年度釣行回数 12回
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釣行日:2017年6月4日(日)昼便
エリア:神戸沖
潮:長潮
天気:晴れ
気温:23~25℃ぐらい
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