エステルライン 鯵の糸(サンライン) 使用4か月後レビュー! 気になる7つのチェック項目は?

エステルライン「鯵の糸(サンライン)」を使用しだして4か月が過ぎ、改めて現在のレビューをしたいと思います。



鯵の糸に巻き替えてからは、
●アジングが8回
●ライトゲームが5回
●トラウト釣行が1回
計14回釣行しました。


■自分が気にしてたエステルラインのチェック項目
・ドラグ調整はどれぐらいにすればちょうどいいのか
・感度、アクションの感じはフロロと比べてどうか
・フッキングはどんな力がちょうどいいのか
・根ズレれへの強度
・巻きグセ
・巻きグセからのトラブルの頻度
・持ちはどれほどか

あんまり難しいことはわかりませんので、この7項目でチェックします。


【ドラグ調整はどれぐらいにすればちょうどいいのか】
最初のころ、スプールがカタカタいうぐらい緩めてましたが、そこまで緩める必要なかったです。

ダイワのATD(オートマチックドラグシステム)搭載のリールは、現在使用のリールが初体験(今までシマノの中級リールしか使ったことないの)ですが、滑り出しがスムーズ・・・というよりはなんというか、魚の引く力に対して常に均等にドラグが出る感じで、ちゃんと設定さえしておけば、緩すぎたり・強すぎたりといったことがありません。

エステルラインだから、と必要以上に緩める必要はないですね。日頃このラインでそんなに大きな魚を釣ることはありませんが、バイト、またはフッキング時にラインブレイクしたことはありません。


【感度、アクションの感じはフロロと比べてどうか】
私のエステルラインのお気に入りポイントがこれ。フロロよりめっちゃ扱いやすいです。

かなり感度がよくビンビンとあたりが伝わってきます(これはラインだけの特徴ではなく、当然ロッドの影響も大きいのですが)。当然ながらアクションも同様キビキビです。障害物の感触など手に取るようにわかるので、根かかりはかなり少なくなりました。

「鯵の糸」は、34やティクトのエステルラインと比べると、まだしなやかなタイプだそうです。この感触と伸びのバランス感は、私はかなりイイんじゃないかと思います。

比重がPEと比べて重いため、強風の時に糸ふけがマシっていうのが最大のメリットなんですが、じゃぁ風が弱い時はPE使うの?っていわれると・・・・今やPEラインの出番すらない状態(替えスプールどうしよ)。・・・PEの一番のメリットは1年は変えなくていいってところか。


【フッキングはどんな力がちょうどいいのか】
これ、買う前の情報として「ドラグゆるゆるでフッキングしないと切れる」と聞いてたのでかなりビビってました。でも上にも書いた通り、私はフッキング時にラインブレイクしたことはありません。

ドラグを適切に調整していれば(&そこそこいいリールのドラグであれば)、普通にフッキングして問題なかったです。たしか、最初に聞いた情報は、ティクトのジョーカー使用者のコメントだったかと思います。なので、メーカーが違えば全然違うのかもですね~。


【根ズレれへの強度】
正直、あんまり根で傷つくような場所に投げておりません。それでもまれに、岩や藻なんかがある場合は、ルアーやラインに当たった瞬間に「あっ、なんか変!」って気づきます。すぐに対応が可能なので、そこまで根ズレを起こすようなことがありません。※それでもラインチェックは怠らぬよう・・


【巻きグセ】
これはもう仕方1000番スプールの宿命ないのかもしれませんが・・、巻きグセは結構つきますね。比較対象がバス釣りで使う4lbがベースなのでそう思うのは仕方ないですね。

ただ、良い?ところもありまして、巻きグセがついたラインを手でチョッ、チョッっと伸ばしてやると、巻きグセはすぐ取れます(当然僅かながらベロンとなりますが)。

ラインを伸ばしたら強度が弱まるんじゃないの?と心配していましたが、それによって釣行中にラインが切れた記憶はないです。(25cmぐらいのガシラが最大ですけど)やる方は当然、力を調整してくださいね。


【巻きグセからのトラブルの頻度】
14回釣行していますが、大体7,8回目ぐらいからぽつぽつとトラブりだした気がします。とはいえ、トラブる内容は
・ぴょんきち
・キャスト時にもじゃっと出る
の2つぐらい。高切れはないです。

基本的にはどちらも、自分が注意しておけば防げることなんでしょうけど、やはりラインを巻き取る際にテンションをかけるという作業が、巻きグセがついているラインだと少々難しくなりますね。折れやねじれを気にしてると、かけるテンションが緩くなってしまい、それがトラブルにつながってるかな~と感じます。


【持ちはどれほどか】
約4カ月。14回の釣行。もうそろそろ限界ですかねぇ^^;。



限界の理由は、ラインの減り。根がかった時や、多少スレてそうな場合はギザギザしてなくても、都度ラインを多めに切るようにしています。他の釣りよりも、ライトゲームの場合は根がかりは多いので、ラインはどんどんとなくなっていきます。

あとはやっぱり海水で使用してますので、劣化もしてると思います。毎回水洗いしてますが、たぶん中のほうまできれいに洗えてないし。

もちろん、まだまだ使おうと思えば使えないことはありませんが、ラインは大事ですからね~。大事な魚を釣り逃さないためにも、ケチな私でもそろそろ変え時かな~と思います。


■エステルライン 鯵の糸のデメリットは

うーーーーーーーーーん。

今のところない。

そりゃPEと比べれば価格的に・・・・、フロロと比べれば比重的に・・・・、というのはあるのでしょうが、総合的に見て「ない」と思います。



たぶん、後発だからこそ実現できたこの「しなやかなエステルライン」というのが、最大の強味ではないでしょうか。

あ、もしかしたら、安めのリールを使っている場合だと、ラインが切れたりということが多発することがあるのかもしれません。このラインを使ってトラブってる方はリールの方が問題なのかも。

でも・・・あえてデメリットを探すと・・・・・・

リーダーの結び目で切れる(3.5ノットしかしないから)!

リーダー結びなおすのが頻繁でめんどくさい(ラインが細すぎるから)!!

そんなところでしょうか。。


■今後
他のメーカーのものも試してみたいと思いますが、その前に太さを0.2号へ落としてみようと思います。
神戸のアジサイズだと、0.3号だとちょっと太いぐらいかと考えるようになりました(ガシラとかはキツイかもだけど)。

あ、替えスプールに他のメーカーのライン巻いてみるかな!



唯一のデメリット解消のために、このどちらかの商品は、冬までに買いたいな~と思ってます(かじかんだ手であの細ラインのリーダー結びはきついです!!)。



第一精工 ピッカーズEX(PICKERS EX) ブラック
価格:1890円(税込、送料別)